火災報知器(非常ベル)の止め方【パナソニック・ホーチキ編】火災ベル/誤作動/受信機
みなさま
こんにちは
ちばてん企画のブログ担当です。
非常ベルが誤作動で鳴ってしまって困っている方
へ向けて書いた記事となります。
今回はホーチキとパナソニックを説明していきたいと思います。
【注意事項】
メーカーが同じでも年式の違いで操作性は大きく異なります。
今回は2011年製(ホーチキ)2020年製(パナソニック)を取り上げました。
まずはこちらの見た目の火災受信機
ホーチキ製のP型1級の火災受信機となります。
火災受信機の蓋を開けると裏側に型番が記載されております。
蓋を開けても音が鳴ったりしませんのでご安心ください。
2011年製ですね。
古くもなく新しくもなくといったところ。
各種ボタンの拡大図
音を停めるときは音響停止ボタンを押す必要があります。
このように
『1音響停止』
『2地区音響一時停止』
※指を当てている2つの赤いボタン
この二つのボタンを3秒くらい長押しすると音が完全に停止します。
※現在音響完全停止中
音響が完全に停止していれば『地区音響完全停止中』というボタンが点灯します。
【注意】
音を完全に止めたいときは必ず長押しすること!
長押ししないと音響停止が一定時間もしくは感知器の誤作動が2回起こると再度音が鳴ってしまいます。
この操作をすれば各エリアにある音響装置からの音を完全に止めることができます。
しかし本当の火事が起きた場合も音が鳴りませんのでそこは必ず理解して止めるようにしてください。
さて、ついでではありますが、もう一つ音の鳴る場所がありますのでこちらの停止の仕方も記載しておきます。
火災報知器が反応したらなる場所は2つ
①各エリアのベル
②火災受信機本体
②の火災受信機本体から鳴る音の止め方を解説します。
火災受信機本体から鳴る音を停めたい場合はこちらの
『主音響停止』ボタンを一度押してください。
もとに戻すときはもう一度ここを押すだけでOKです。
ホーチキ製の停止作業以上の通りです。
よほどのことがない限りは通常の状態にしておきましょう。
元に戻す方法
通常監視状態(元の状態に戻す)の操作をご説明します。
停止→通常に戻す 場合は1と2を同時押しするだけです。
停止手順の時のように長押しをしなくても大丈夫です。
同時を押しをするとこのように地区音響完全停止ボタンの点灯が消えます。
スイッチ注意が点灯していなければ通常監視状態となります。
解除するときはこの状態にすれば問題なし!
パナソニック製のP型1級の火災受信機
ホーチキ製と同じように裏側に型番などが記載されております。
2020年製とこちらは新しい受信機となります。
~地区音響完全停止の手順~
蓋を開けるとこのようにたくさんボタンが出てきます。
点検と書かれている白いボタンをだいたい3秒くらい長押しします。
長押しが終わったら3秒以内くらいに赤い一時停止ボタンを押すと完全音響停止となります。
これで各エリアからベルはなりません。
当然本当の火事になったとしてもなりません。
※感知器は反応信号を出しますけどね!
通常監視状態(元に戻す)手順は同じように点検ボタンを長押しして
一時停止の横にある解除ボタンを3秒以内くらい長押しする元に戻ります。
火災受信機の音を完全停止にする場合は
点検ボタン長押し→上の受信機音響停止ボタンを長押しです。
各フロアの音響が完全停止になっている場合は
”地区音響完全停止”
火災受信機本体の音が完全停止になっている場合は
”音響完全停止”という場所が赤く点灯します。
ともに戻したときにスイッチ注意というボタンが点滅していなければ問題なく火災受信機をもとに戻せています。
原則消防設備士以外が火災受信機を操作をすることは好ましくないのですが、消防設備士が現場へ到着するまでにどうしても音響を停めたい場合は参考にしてみてください。
後日撮影ができ次第『能美防災』と『ニッタン』の操作方法も記事にしたいと思います。
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